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(ゆかり)
The blueness of the sky
澄んだ空に想いを馳せて
(IA)
As the sun's rays peep through the clouds
色づいてく祈りの果実
(ゆかり)
氷雨に濡れたその右手には
誓いの傷がまだ癒えない
守れもしないその左手は...En Priere
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出だし
嘘吐きの
隣にも 君がいた
あの雨の日は
もうすぐそこ
ああ、ほら
A
時計の針の音だけ
静かに「今」を刻んで
昨日で止まったままの...slow-motion(仮)【応募用】
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「愛してる」の言葉が街に
蔓延する深夜二時前
撹乱した黒いベールは
意味も成さず剥がされていく
硬直した仮面の裏で
泣き出しそうに笑って見せた
文字ばかりの関係式は
難解で目が回る
放さない 離れたくない
切なる願いがほどけて...Lien Eternel
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夜に照らされた 月の笑みは
悲しいほど 黒く淀む
虚飾の隙間に 見えた君を
隠していった
夢に舞う 遠い日々の欠片
弄ぶように砕く
時の流れが 全てを飲み込んで
いつからだろ desire future
脆い幻想を抱き fill my heart
耳を澄ませると...RENTICA
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初めて君と会ったのは
夕暮れの公園の片隅で
ぼくにしか見えない姿
ぼくにしか聞こえない綺麗な声
切ないその笑顔は
闇の中 溶けちゃいそうで
「探してる ものがあるの
あなたしか 見つけられないの」
「手伝うよ どんなものなんだ?」
君はただ 困ったように笑って...Shapeless Friend
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覗き込んだレンズに写る
今日も無表情な君の姿に
「笑ってよ」なんて言ったら
もっと怖い顔するんだ
ブレたその心に
今日もこっそり補正をかける
君の笑顔を撮らせてよ
錆付いたフィルムは全部
空に捨てていくからさ
逆光で見えないその心を...Photographer
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桜散りゆく景色に
思い出すの君の優しさを
町に向かう雲が 空を翔る風が
いつもとは少し 違っていた
胸に溢れてくる 想いを口ずさむ
春の訪れが 心に染み渡る
あの日歩いた坂道で
君の背中を探す 私が見えたの
桜舞う季節は今も
世界の色が鮮やかで なんだか温かい...晴れ、ときどき桜
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寂しいだなんて今は 声に出すことさえできなくて
凍える吐息に乗せた 溢れる想いあなたに届けば
どうしてだろう 脆く
脆く セピア色に染まった
あなたと撮った思い出の 一枚の写真
この白い世界の果てであなたの声がするから
全てを溶かしてしまいたい
あの日結んだ小指の温かさを 今も覚えているの
流れる時...Memory of dear
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No Name【Instrumental】
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暗い箱に閉じ込められて
知らない場所においていかれた
遠ざかっていく背中をただ
見てることしか出来ない
怖くて 寒くて 寂しくて
僕はひとり震えていた
「ねえ、ひとりで寒くないの?」
柔らかい温もり
おひさまの光はまぶしすぎて
目を閉じた僕に...No Name
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見知らぬ世界の門で
刻(とき)のざわめきを聞く
「掟破りの【姫】に
前奏曲(プレリュード)を捧げましょう」
永久(とわ)の呪縛の中で
棘(いばら)の蔓が歌う
「運命(さだめ)の儀式の宵に
鎮魂歌(レクイエム)はいかがでしょう」
月が啼き 悪魔が誘う
笑みを隠して 【彼】は脆刃に触れた...ラスト・ラプソディー