寂しいだなんて今は 声に出すことさえできなくて
凍える吐息に乗せた 溢れる想いあなたに届けば

どうしてだろう 脆く
脆く セピア色に染まった
あなたと撮った思い出の 一枚の写真

この白い世界の果てであなたの声がするから
全てを溶かしてしまいたい
あの日結んだ小指の温かさを 今も覚えているの


流れる時のビデオに あなたの笑顔がふと映るの
巻き戻せないテープを 握り締めては涙を堪えた

どうしてだろう あの日に
あの日から止まったままの 時計の針が
不意に揺れて 悲しげな眸で笑うの

あなたの言葉がまるで幻のように溶けてね
凍った心に囁くの
「俯くなんて お前には似合わない 顔上げて笑ってろ」


ああ、そろそろ行かなくちゃ
そう、あなたがいなくても
ねえ、あなたがくれた光が叫ぶの
「めそめそするな!」

またあなたのことを呼ぶかもしれないけど
少しくらい泣いていいよね
凍った心溶かす魔法の言葉が ここにあるのだから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Memory of dear

閲覧数:392

投稿日:2012/03/13 21:53:10

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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