暗い箱に閉じ込められて
知らない場所においていかれた

遠ざかっていく背中をただ
見てることしか出来ない

怖くて 寒くて 寂しくて
僕はひとり震えていた

「ねえ、ひとりで寒くないの?」

柔らかい温もり
おひさまの光はまぶしすぎて

目を閉じた僕に
君は笑っていった

「そうだ、あなたの名前は、――」

あぁ これが
僕のなまえ


あたたかい部屋 大好きな君
優しく胸に 包んでくれる

なまえを呼ぶ穏やかな声は
ココロの奥をくすぐる

これから いつまでも 手を繋ぎ
僕らふたり一緒だよね

「ずーっと一緒よ、――」

ほどけたひもの向こう
おひさまの光がまぶしすぎて

青い空の彼方
君の声が響く

「だめ、戻ってきて、――!!」

だけど 触れたい
あの光に


動かないカラダと
君を呼ぶココロの声が響く

お別れする前に
君に伝えたいよ

「見つけた、――」


柔らかい温もり
あの日と変わらない優しさで

伝えようさよなら
生まれ変わったなら

『ありがとう、なまえをくれて』

また 呼んで
僕のなまえ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

No Name

閲覧数:170

投稿日:2011/08/08 02:39:42

文字数:463文字

カテゴリ:歌詞

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