君を 君が好きだった花で送ろう
君に似合う 澄んだ色合いの花で
あの日 そっと手に摘まれた花とは
きっと 何もかも違うけれど

美しく咲き誇る花
華やかな香りと共に 今は
安らかな眠りを

ただ 次に生を受けた時
どうか 笑っていて
なんて 願い祈って泣いた

今は さよなら

ねえ
君を求めて 泣くことも
いつかは しなくなるだろう
けれど 思い出した時には
涙流すこと 許してほしい

どこかでまた 出会えるなら
その時は あの花のように
澄んだ笑顔でいて

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花送り

少し前に亡くなった人へ向けて書いた、別れの詩です。

花を手向けて、祈って、願って。
それでもまだ、泣いてしまいます。

閲覧数:36

投稿日:2010/01/31 16:22:39

文字数:231文字

カテゴリ:その他

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