初めまして、笹倉と申します。 ※12/4に改名しました(元:カラスバ) 詩を書くのが好きです。 音楽もイラストも好きです。 ものをつくる事が、何より好きです。 作品を使っていただけたり、発想のお手伝いになれば、とても嬉しいです。 ※素敵なルカのアイコンは、コラボ【アイコン・ショップ】[http://piapro.jp/collabo/?view=collabo&id=11219]にて、KHayateさんに描いて頂きました。
プロフィールを見る投稿作品25作品
もっと見る-
押し付け合いの簡単な愛情なんて
いらない
ただアナタのことが欲しいだけなの
唇で辿って 指先でなぞって
ワタシの全部惜しみなくあげる
だからアナタを全部
余すとこなく頂戴
縛り付けるのは嫌いよ
縛り付けられるのも嫌
けれど溺れてしまうくらいに...俗物的愛情論
-
色を失った退屈な日々
今までだって そう
これからだって そう
思い込んでいた
何気ないきっかけに惹かれて
巻き込まれたその先で
零れ落ちた群青
灰色を剥ぎ取られた視界
埋め尽くす色達が
彩る世界に今...ドッグ・デイズ
-
君はいない
あの日どこかへ消えていった
どこにいるの
聞こえない振りしないで
衝動(こころ)のままに 書き散らしたメモ
書いた言葉が宙を舞う
涙に濡れてく 手の平いっぱいに
抱えた手紙は 届かない
君がいない
いつもの声が聞こえなくて...「無題」
-
約束よ、と彼女は呟いた
泣きながら僕は首を振った
困ったように微笑んで
それでも彼女は言葉を紡いだ
もし灰のように崩れてしまうのなら
最後まで見届けて下さい
もし塩の柱になるのならば
あの日の海へ帰して下さい
どんな最期でも貴方の手で
私という存在を葬って下さい...昼下がりの約束
-
A
柔らかな色を重ねたような
優しい世界
あなたの瞼が閉じて
全ては急速に色あせていく
B
白い部屋
あなたの名残はなく
ただただ 空虚
離れてく 薄れてく...優しい世界
-
止まない鼓動の喝采に 唾吐き捨てて
デタラメな鼻唄を紡いだ
今日も雨降り 良い天気ね なんて笑う
彼女は飛び出した 傘も持たずに
街の大通り 陰鬱そうな人々
踏み出す足 綺麗な髪ね
濡れていく 気にもせず くるくると回る
何故かしら 君には会いたくないの
フラストレーション イン ザ シティー
言...フラストレーション イン ザ シティー
-
その場所では
聞き分けのいい子が求められて
僕は大人しく従っていた
抵抗なんて疲れるだけで
大人たちの都合に合わせた方が楽
だから 僕はイイ子だといわれた
笑えと言われれば笑ってみせる
泣けといわれれば泣いてみせる
不気味な人形だといわれても
君が居てくれたなら 構わなかったんだ...人間工場
-
A
瑠璃色 夜明け前
西の空 沈む月
東の空 昇る太陽(ヒ)
太陽は昇り 月は沈み
B
シーソーのようだね
君が笑う
くゆらす紫煙 空気の
冷たさに そっと...andante.
-
許されることなんて
望まないよ
このまま 許さないで
冷たい肌 虚ろな目
頬伝う涙をなぞる指
戻らない日々
暗い闇の中に重ねて嘲笑う
全てが手に入らないなら
この手で引き裂いてしまえばいい
記憶のカケラ握り締めて...罪
-
微睡む意識の中
いつか目にした
現実と夢の物語
崩れ落ちた瓦礫
合間で泣き叫ぶ
たった一人の少女
愛しい人を亡くして
語り合った夢は
夢のままで消えた
その胸に残るは...弱き者からの絶叫
-
ああ いつだって
作り上げたものに似合う代価など なくて
それでも 聞いてほしくて 見てほしくて
心を 思いを 願いを 紡ぐけれど
優劣をつけたがる言葉の群れ
作られたものを 傷つけて 踏みにじり
波紋のように広がる 言葉の波へ
落ちた涙は まぎれてしまう
傲慢だと受け取るなら それでも構わない...無題
-
雨が降る街角 立ち尽くす
滴る雫 なぞる指先
晴れることが ないのなら
悲しむ事もない きっと
“私はここにいるよ ねえ 迎えに来て”
震える声で呟いた
届かないなんて 分かってたわ
雨音は鳴り止まず 肌を濡らし
冷え切った指 震えもしない
本当はもう 知っていた...雨音
-
ワタシは空っぽなのです
けれど生きています
ねえ あなたは覚えていますか
ワタシのことを
きっと覚えていないでしょう
それで良いのです
それが正常なのですから
あなたが鋭い針のように
ワタシに突き刺していった言葉
きっとあなたは忘れたでしょう...カラッポッラカ
-
触れ合う指 感じる温もり
明るい笑み 優しい声
それだけで満たされたら
どれだけ幸福(シアワセ)なんだろう
満たされなくて もっと欲しくて
手をのべて どうか触れて
ココロとカラダの奥まで
なんて
Love addict
愛して 触れて...Love addict
-
晴れ渡る空
二人で歩いた道
笑う君の声 鮮やかな日々
目を閉じれば 蘇る
会いたい気持ち
君と交わした
小さな約束はこの胸に
「それぞれの道違っても またここで会おう」
あの日の言葉
明るい笑顔忘れずに...約束
-
何事も無いように
流れていく日々の中
切り離されたよな 路地裏
迷い込んだ 午後三時
日陰の谷底には
捨てられたモノたち
低く唸る機械の声が
僕を呼んで 導いた
平和なことを喜べない僕が
迷い込んだ先 アンダー・グラウンド...アンダー・グラウンド