微睡む意識の中
いつか目にした
現実と夢の物語

崩れ落ちた瓦礫
合間で泣き叫ぶ
たった一人の少女
愛しい人を亡くして
語り合った夢は
夢のままで消えた
その胸に残るは
戦争(たたかい)への憎しみ

「未来を奪ったのは 誰?」

深紅に染まる手を
見つめて嘆き零した
たった一人の兵士
痛みを知りながら
傷つける事が正義
思えない心が痛んで
武器を持ったまま
廃墟に立ち尽くす

「傷つけるだけで 何になる?」

誰もが何処かで
いつかは見つけて
体験する悲しみ

救いを求めるのは
何時の時代でも弱者で
苦しみも悲しみも
彼らを痛めつけては散らせて行く

失う事を知らない
愚か者共へと捧ぐ
この詩(ウタ)は
弱き者からの絶叫

「次は、お前だ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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弱き者からの絶叫

昔の作品からサルベージ。

声を枯らして、涙を流して。
今日も何処かで、血が流されて。
人は嘆き、叫ぶ。

その声は届かないと知っていても。

閲覧数:67

投稿日:2010/03/21 23:16:27

文字数:324文字

カテゴリ:歌詞

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