【詩-Poem-】
a
ありがちな風景と たわいもない感情
昔から書き留めていた
ボクの心を映すための詩(ポエム)
a
預ける音もなくて 歌にはなれなかった
それでも止まらない思い
小さな文字で白紙に閉じ込めた
b
飾りたいと見栄張って
生まれてきた取り繕った文字
だけどこれが「ボク」だから…
s
授業の合間でも
急いで走り慣れた通学路でさえも
ふと過(よ)ぎる言の葉は
日に日に色を変え
確かに感じたこと重ね 最後のページ
大切なボクのノート
a
背伸びした言葉だけ 切り取って創るもの
届く日を願い続けた
誰かが好いて歌ってくれることを
b
綺麗すぎるその詩(うた)を
意図せず晒されては笑われた
俯いてそっと隠す…
s
言葉の意味さえも
わからないまま書き綴ってきたこの詩(うた)
誰にも知られず消える…
それから時を経て
読み上げて「君らしいね」と認めてくれた
君の声が、「夢」になった
s
笑われたノートを
それでもがむしゃらに抱きしめていたことを
今でも覚えている
忘れたくないこと
カタチにしたいと誓ったことは この先も
ボクの指で 紡いでいく
伝わりますように…
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