ガラスの城で君と巡り合った 鏡写しのよく似た面影を辿れば
花のような微笑みに 呟いた情熱 ひた隠すこの心に禁忌の鐘が響く

結ばれぬは宿命 愛しさが募れば
触れられないこの手に 何の意味があろう

水面浮かぶ月影 指先が伝えば
その姿も幾重に 消えてしまうのだろう


茨の園で繰り返した逢瀬 血の盟約が僕らの行く道を阻んで
引き寄せた細い肩も 震える唇も 囁いた睦言に砂のように堕ちていく

掻き抱くは幻 恋しさが積れば
「人」が決めた規律に 何の意味があろう

夜空浮かぶ月影 暁が昇れば
赤い光全てを 消してしまうのだろう


届かぬと知りながら 手を伸ばす
愚かでも 無様でも 何度でも 何度でも ahーーー


夢を見るはその果て 愛しさが募れば
触れられないその手に 何の意味があろう

無垢に揺れる白百合 その花を摘み取ろう
穢れたこの両手で 愛を手に入れるよ

求め合うは運命 恋しさを繋いで
月影沈む今宵 君を奪いに行く


夜を越えて…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【歌詞応募】月影と君のアリア【不採用】

ピアニッシモさんの歌詞募集に応募させて頂きました。

もう何ていうか一聴き惚れです。本当いい曲だと思いました。
曲の切なさに通じる、月影の下でしか愛し合えない恋人たちの狂おしい想い、なんてものが書けていればいいなぁと思っておりますw

不採用でしたが、曲の完成、心から楽しみにしていますw

閲覧数:271

投稿日:2009/04/20 00:36:02

文字数:428文字

カテゴリ:歌詞

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  • pp_ピアニッシモ

    pp_ピアニッシモ

    ご意見・ご感想

     藤原ライラさん、歌詞の投稿、本当にありがとうございました! 歌詞を並べて唸った結果、今回は別の方の歌詞を採用させて頂くことになりましたが、感想だけでも残させて頂こうと思います。
    「血の盟約」ってのがひたすら際どいなぁ、と思いましたwそれだけでもかなり際どいのに、「鏡写しのよく似た面影」なんて言われるもんだから、かなり危うい解釈をしてしまいましたwそして、多分その解釈で間違ってないという気もしておりますw
     対句的な表現の多用や「月影」に「君」を重ねる言い回しなど、芸が細かい作品だな、と思いました。特に「水面浮かぶ月影 指先が伝えば/その姿も幾重に 消えてしまうのだろう」なんていうフレーズなんてもう、完璧だなー、と嘆息。選考中、最後まで迷わせてもらったいい作品でした。
     それでは、この度の歌詞投稿、お世話になりました。また機会があったらよろしくお願いします!

    2009/05/02 06:37:41

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