ねぇ こないだあそこの通りの曲がり角で
 築30年のボロけたビルをみつけたんだ
 錆びた釘のついたドアに手を触れると
 むこうがわの埃のニオイが鼻をついた

 ねぇ 君が今こうして眠っているあいだに
 ぼくの中で何が起きようとしているか
 ほんとうにわかってる?

 階段に投げ捨てられた赤いヒール
 屋上からみえるたくさんの放熱器
 ここから見えるむこうのビルの屋上から
 こないだ誰かが飛び降りて亡くなったらしい

 あしたのことを一生懸命考えてみるけど
 今日と昨日の境目ばかり胸にこびりつく
 クラヤミの中で遠くをじっと見つめれば
 ぼくの心に何か写しとれるかな

 カメラ・オブスクラ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

カメラ・オブスクラ

 まったく別件で歌詞遊びをする機会があり、
 その際スガシカオのサルマネをして書いたものです。(バレバレですね)
 ちなみに「カメラ・オブスクラ」とは、最古の写真機(カメラ)のことです。
 スローなR&B,あるいはファンク&ソウルをイメージしてやっています。

閲覧数:140

投稿日:2008/02/22 02:10:03

文字数:311文字

カテゴリ:その他

クリップボードにコピーしました