『あなたは何のために戦うの?!』


「戦う理由なんてない。あるとしたら自分のためよ。」


『自分のため?何故なの?何故戦う!?』


「私は自分のため。私がこの世界を造り直す。」


『あなたは悲しい人。その悲しさを埋めるために戦っているのよ』


「悲しい?」


『そうよ悲しいのよ』


「ちがう。黙れ私は一人で戦っていく」


『あなたはいつになっても強くなれないのよ』


「私は強い…黙れ。黙れ黙れ黙れ!!」


『あなたは私の…』
グサッ……
『うっ……』


「お前は私の何でもない。ただの敵だ。」


『い…つか…あな…たも…わ…か…―――』
プツッ……


――――――――――――――――――――*――――

この暗闇の中で
私は生き抜くため、強くなるため
私は戦う。

もう明るい世界には戻れない
私はこの暗闇の中で私は光を探して戦う。

――――*――――――――――――――――――――

ザザザ……ザ……


『佳奈…佳奈…!!』


「ん……?」


『先生…先生!』


「先生~?」
ここはどこだ…

薄く目を開けると
明るい日差しが目に入り
思わず手を目の前に置いてしまう。
『コラッ!!七瀬!!』

頭の上に重い物がズシッと乗ってきた

「ふぁ??」


『何寝ているんだ!!』

周りからクスクスという
笑い声が聞こえる
「…あぁ!!」

慌ててそばに置いてある本を机の上に建てた

『こんなんじゃ高校いけないぞ!』


「え!!それは困ります!!(汗)」

――――――――――――――――――*――――
私の名前は七瀬佳奈(ななせかな)
中学2年生/ソフトボール部

先生たちはもう、受験受験て…
うるさいなぁー
なんて思ったりするけど
まぁ、普通の中学生だよ\(∀)/

――――*――――――――――――――――――

『佳奈ーうちと一緒の高校行くんでしょ?』

帰り道自転車を押している
私の横で、下からのぞきながら
言ってきた
「いやさー行きたいけど…今は部活1本で行きたいしー」

私は遠くの方を見ながら
そう答えた。


『少しは勉強もしなよー?』


「わかってるよー。」

――――――――――――――――――*――――
この子は親友の佐藤好美(さとうこのみ)
中学2年生/吹奏楽部

私とは正反対で
頭がよくて、私のお姉さんみたいな存在かな
このみとは、一緒の高校行くの!!

――――*――――――――――――――――――

「じゃあねー」


『うんバイバイ!また明日』

私はこのみの家の前で
このみに向かって手を振る。
これが、私にとって普通かつ特別な
時間なんだ。

私はこのみと別れを告げた後に
自転車に乗って勢いよく自転車を
こぎ出す。


「ただいまぁーーー」


『かなぁー?夜ご飯できてるわよ』

母の声が廊下中に響いている
「今日の夜ご飯なにー?」

『手を洗ってからにしなさいー!』


「はぁーい」

私はリビングのドアを閉めて
洗面所に走っていく。

「今日も1日よく頑張りました!」
鏡に向かって
毎日こんな独り言を言っている(笑)


『ん…?あ。かなか』

兄ちゃんだ
「何?」


『いや歯磨こうと思って』


「あーごめんごめん。」


こんな毎日楽しい生活を送っている

家族は
母・兄・私・犬
父は私が生まれてすぐ
亡くなったと聞かされている。



――――――――第一話――――――――――――


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

暗闇の世界【仮】

こんにちは!たぴたんです^^b

初の小説を書かせていただきました
良いタイトルが見つかりません;;

なので
何か良いタイトルがありましたら
お願いします

では
ごゆっくりしていってください

閲覧数:164

投稿日:2012/06/10 21:58:21

文字数:1,457文字

カテゴリ:小説

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