■1
黄色に
染まりゆく道
紅く
彩られてく
ひらりと
翻す服
残るは
君がいた風の音
逢うまで
記憶の中に
忘れて
置いてきた君
巡る
流れの中で
君と
何度か巡り逢い
いつも出会い向かう先は
すれ違い別々で
一緒にいられる時は
この先いつか来るのでしょうか
ヒラヒラ舞い落ちゆく
複数の落ち葉は
触れ合うこともなく
その葉を紅く染めゆく
■2
薄く
かかる雲空
高く
流れゆく空
光
薄暗く射し
香る
季節が巡り来る
青い
若葉は揺れて
いつか
色づいてゆく
先を
急ぐことなく
さらさら
あちらこちら揺れる
早くあなたに逢いたいと
願ったその瞬間
こんなに嬉しいことはないと
心は色づいてく
さらさら揺らめく色は
鮮やかに広がり
紅く染まる言の葉は
喜びと傷みを知る
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