贈り物というほど大層ではないですが
昨日摘んだ若菜をお届けします
あなたが喜んでくださったらいいなと
思いながら摘んだ若菜です

摘む間にちらりちらり 雪が降り出して

想像してみてください 緑萌える春の野に
雪が降りかかる景色は 風流なものでした


暦の上では春が来ましたけれど
肌寒い日もまだまだあるようです
あなたが健やかに日々を過ごせるように
願いながら摘んだ若菜です

摘む間にひらりひらり 雪が舞い始め

わたしの袖の上にも 舞い落ちてくる白雪は
冷えた空の下ですが 風情がありました

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

15.若菜をどうぞ

君がため春の野にいでて若菜つむ我が衣手に雪はふりつつ(光孝天皇)

※「ノベルアップ+」及び個人サイト「篝火」でも公開中。

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投稿日:2025/02/09 16:30:30

文字数:249文字

カテゴリ:歌詞

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