FRIDAY NIGHT

夕映えに描かれた街の表情は
嵐の前の静けさのよう
往来忙しさに紛れながらも
冷めやらぬ熱を宿していた

帰りの際で弾む心は
ガラスよりも透き通る
誰か落としたモノローグも
世界を彩らせた

FRIDAY NIGHT　君の声が
FRIDAY NIGHT　聞こえている
言葉で紡いだプラトニック
愛を歌えば
FRIDAY NIGHT　行きは良い良い
FRIDAY NIGHT　帰りは怖い
不安定な今宵のメランコリー溶かしてしまう
FRIDAY NIGHT　花に舞う一閃だ

羨望見間違えるような愛憎に
燃える思いは
飼い慣らせやしない
その激しさに吞まれないでよ
君が君でなくならないように

今際の際で花散らせるな
終わらすには早いから
祈りの歌を歌うだけで
届いてはくれないの

巡り会って　離れたって
思い出して　忘れていく
途方もない繰り返しの中
愛を歌うなら
鼓動が早くなった　夜消えるさよなら
魔法が溶けてゆく

FRIDAY NIGHT　僕らきっと
FRIDAY NIGHT　戻れなくなる
このまま終わりが来ないで
まだ生きていたいの
FRIDAY NIGHT　行きは良い良い
FRIDAY NIGHT　帰りは怖い
不安定な交差したトラジェディ壊れた先に

ドラマティックが駆け巡るような
偶然の連鎖　君がいた
明日を願う声に僕らは
目を覚ましたなら
すっと　もっと　声出して　笑って
世界は終わらない夢になる

FRIDAY NIGHT　花に舞う人生だ