大好きな君はきっと戻ってくると行ったけど私には信じられなくて、それでも信じた私にきみはこう言ったんだ。「行ってきます」
君が行ってからの一年はとてもつまらなすぎて。学校にも行きたくなかった。「3年経ったら戻ってくるね」君が言うコトバには魔法がかかっているみたいで、すべてを受け入れ、信じた私。手紙を送ったのに戻ってこないんだから、心配したのよ?写真の君に呟いた。———大好き。一度だけ君からそのコトバを聞いたっけ。それ以来は言ってくれない君も大好きだった。そんな日々を続けたの。あぁまた始まる。2年目の春、ためらいながら登校する私の目に映ったのは、君の姿だった。え、うそ。目を何度もこすって、涙目になったまま私は新学期の名簿を見たの。
そうしたらね、私と君は同じクラスだったんだよ。私、泣きそうだったんだから。新しいクラス、新しい席、新しい仲間、そして、新しく君へ芽生えた感情。君に会って最初に聞いたコトバ。
「ただいま」
君に会ってからの一年はとてもすばらしすぎて。学校が楽しみになったんだ。「3
年経ったら戻ってくるね」君が言うコトバには魔法がかかっているみたいで、すべてを受け入れ、信じた私。心配して、よかったのかもね。
ありがとう。大好き。
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