閉じられた未来 塞がった吐息
霞んでく瞳に 映らない何も

足先に落ちる 爛れた現状に
注がれる視線 命を感じない

鈍く 鈍く 鈍く 響く
深く 深く 深く 抉る
重く 狭く 暗い 此処に

「意味のない日々」

夜空に流れる星の数を数えてみても
ただ降り注ぐのは冷たい鉛の雨
言葉にするだけ何も変わらないのならば
噛み締めるだけ無駄だと知ったから

思いはただ焼け落ちて
想いはただ零れてく

枯れるまで泣いた花に 詰められた異常
「痛みだけで済むのなら…」
願いたくもない願いに縋る

一筋の光が射し込んでも
それに届く手がない
伸ばした掴めない両の手に
残ったのは見えない手枷と痕

いつもと違う雨に濡れて
頬に触れる冷たさに怯え
何も出来ない 聞こえないから
気付かせた 近くにいる事

押し込まれ 揺られて 溺れてく
詰まる程意識が眠ってく
挫けなかった意志が音を立て崩れて
濁ってく

ただもう一度…

叶うのならば

ただもう一度…

笑ってみたかった


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

grave

英語のタイトルはここ数年付けていませんでしたが、
どうしても日本語タイトルを考えると直接的な言葉しか浮かばなかったのであえて英語にしました。

タイトルの「grave」ですが、和訳すると、
名詞で「墓」、形容詞だと「おごそかな」や「重々しい」
といった意味があります。

関係ないですが、僕は幽霊だったりの怖い話が凄く苦手です。
でもそういうものより人間の方が断然怖い生き物に思えてなりません…


閲覧数:140

投稿日:2011/02/24 15:11:26

文字数:440文字

カテゴリ:歌詞

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