シニカルな笑顔で「もういいかい」
ユーモア吐き捨てて「まだです」
本音は奥底のカクレンボ
気付けば外野が横恋慕

曖昧な寂寞に溺れて
片側の困惑も「もういいや」
振り向いた君の泣き顔に
「さよならだ」と舌を出したの

プロローグ始まった 朝露に歪む僕
モノクロの世界で明日は何処だ？
エピソード 塗り潰し 爪先で抉る傷
君は幸せか？ 僕は幸せか？

既成事実 裏付けたら
君をこの手で壊せますか
その無垢な頸に手を掛けて
「生きたいか選べ」
「散りたいか選べ」

孤立無援 仕向けたなら
君をこの手に抱けますか
焼けつくよな喉を裂いて
「ざまあみろよ」
「喪服の花嫁」


いつから変わったか僕たちの
幼い約束 秘め事
忘れた振りで生きたって
君の手の温度 変わらない

意味深な言葉より茫然と
癪に障る 気色 悠然と
憎悪？ 嫌悪？ 痛い痒い
指し示した 其処は心の臓

悲しいくらいの感情を覚え
愛しいほどに赦せなくなって
重ねた罪は同じモノだ
裁かれる時 暴かれる時

既成事実 裏付けたら
君をこの手で壊せますか
その無垢な頸に手を掛けて
「生きたいか選べ」
「散りたいか選べ」

孤立無援 仕向けたなら
君をこの手に抱けますか
焼けつくよな喉を裂いて
「ざまあみろよ」
「喪服の花嫁」


奇想天外 夢見ちゃってんの
結ばれない女(ヒト)に懸想の阿呆
後戻りなんてもう選べない
「逃がさないから」
「離さないから」

不可侵条約 嗚咽隠して
拒絶の声は初めから無い
僕を抱く君の甘い吐息
「壊していいよ」
「あいしてるから」