キミに出会えた　それだけでいいんだ
キミが笑ってる　それだけでいいんだ
それだけで

だけど　出来るなら　ボクの歌で　
笑って……


キミが隠したウソは　春の雨に似てた
ただ優しく　静かに　淋しい
見下ろす海には陽（ひ）の陽炎が映る　
碧（あお）色の鍵を下ろした　鳥籠
ボクは気づかぬ振りして　目を閉じ　耳を塞いでた
見上げた空には一番星が光る　藍色の闇が広がる世界で
生きてた　キミも　ボクも

不意に
キミが現れた　それだけで変われた
世界が色付く　陽（ひ）も月も優しい
見上げたら　星が笑ってた


キミがあの時見せた涙　星に似てた
ただ秘かに　清（さや）かに　消えずに
聞こえた声にはカナリヤの歌がほら　紅の朝を教えた　ボク等に
ボクのモノクロだった世界　キミが色のせた
答えた声にも鮮やかな歌がほら　永久（とわ）色の強さ持ってた　
顔上げて　生きてく　キミも　ボクも

いつか
キミに届いた　カナリヤの歌がほら
ボクにも歌える　その時を信じて
見上げたら　キミが笑ってた


ボクは願ってる　叶う日は来るかな
キミが笑ってる　それだけで輝ける
その時は　カナリヤも笑うかな

キミに出会えた　それだけでいいんだ
キミが笑ってる　それだけでいいんだ
それだけで

だけど　出来るなら　ボクの歌で　
笑って……