港に続く坂道 寄り添い合う二人連れ
宵闇に華やぐ街灯り 哀しみの色に染まる
二人が紡いだ夢語り はかなく散りゆき
あなたの温もり求めて 今宵も面影ひとり抱きしめて
夢見た季節に焦がれて 浅き眠りの中落ちてゆく
真夜中ふと目が覚めて 虚しき温もりを覚り(さとり)
やるせなき想いがあふれて 濡れゆく瞳を閉じる
いつでもそばに居たあなたに 寄り添えぬままに
夢見た季節は過ぎ去り はかなく散った菫(すみれ)の花びら
抱きしめた温もりも今は 背中をすり抜け薄れゆく
移ろう季節の中で 立ち尽くすひとり
あなたの温もり求めて 今宵も面影ひとり抱きしめて
夢見た季節に焦がれて 浅き眠りの中落ちてゆく
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