風の道渡る花びら
酔いしれ鳥宴に踊る
誘われる朧満月
万華鏡へ吸い込まれてく
鮮やかに散りばめられた欠片を追い
拾い集めたらそれは夢の楽園景色
咲き誇れ散り様さえ美しく
世界を彩る小さな花びらよ
そしてまたこの大地に芽吹くまで
風音奏でて祈りを唄え
啼くような鳥たちの声
重なり合い旋律を生む
月影は闇を称えて
届く音色響かせている
紡がれる波は幾重にも交差して
光をかざせばそれは吹き渡る万華鏡
枯れるまで唄え命の調べを
喜び悲しみすべてを抱き締めて
やがて出逢う薫りの道と共に
現世(うつしよ)彩れ眠るときまで
花に酔う鳥が風に舞う月夜
涙を流したその意味を問うなら
万華鏡をもう一度傾けて
覗けば答えが見え隠れする
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