白の部屋で膝を抱えた
ひとりメロディを紡ぐ少女
この部屋を抜け出せば
ただ空の下へ出る
その空は青くないかもしれない
だから私は白の部屋
ただ青い空を描くように
遠い記憶の青を
白の部屋は扉があった
ひとりその前で佇む少女
この部屋を抜け出せば
二度と戻ることは出来ない
その空は青くないかもしれない
だから私は白の部屋
ただ青い空に焦がれて
いつかの記憶(ゆめ)の青を
「これは妥協?それとも達観?」
どこまでも白い壁に向かって少女は何度も問う
空を求めながら空を拒み続ける
厚い雲に覆われた空も彼女は知っているから
どこまでも白い世界には悲しみがなかった
その代償として喜びもなく
無感情な日々は 少女の笑顔も奪い去った
白の扉 その向こうには空が在る
厚い雲に覆われているかもしれない でも
雲の上はきっと青が広がっている
色あせる記憶の中 変わらない青だけが
ここにあるんだと主張する
「青を求め続けるなら、もうここにはいられない」
どこまでも白い壁を壊して少女は走り出す
空を求めながら空を拒み続けた
厚い壁に覆われたその先の真実を受け入れる
どこまでも白い世界には空想しかなかった
空想の中には何でもあった
ただひとつ抜け落ちた真実が侵食して
どこまでも白い世界にピリオドを打って走る
青を求めながら青を拒み続けた
厚い雲に覆われた空 されどそれが真実
まだ空想の領域(なか)の少女はなにを思うのか・・・
「きっと本物の青がそこにはあるから」
「あと少し、あと少しでたどり着く」
「"真実"の世界は美しいに違いないんだ!」
彼女が絶望しようとも、もう白の部屋は意味を成さない
真実が刻まれてしまう以上、確実に真実は侵食していく
濁った厚い雲の上を夢想しても、そこへ至ることは出来ない
彼女は戻ることも叶わず・・・
最後の扉に手をかけて―――
白の部屋
「」と最後5行は台詞なイメージで!
少女は本当は陽の光を浴びられない病気という裏設定。
白の部屋=窓のない病室
でイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。
詞中でちゃんと表現できればよかったんですがw
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