ジャケット

ゆらりゆらりと  落ちる花びら
薄紅の風に 攫われて 解けた

足音がひとつだけ消えて
色を失った空を見上げていた 

仄かに香る 淡い色の記憶
不意に泪が頬を伝う

夕暮れの空の下で そっと瞳閉じれば
私を呼ぶあなたがいる そんな気がして 立ち尽くす

幾度季節を 巡ればまた逢えるの?
小指絡めたまま 心は離れて

陽炎の向こう 憂い帯びた
浮かんでは消えるあなたの残像

花びら一つ 空へ舞い上がった
枯れた想い乗せて 飛んで行け

さよならを言えずにまだ 彷徨う私がいる
もう一度だけ もう一度だけ あなたの声が聞きたくて

二度と戻れない 季節に縛られてる
途切れた糸を 繋ぎ止めたくて

夕暮れの空の下で そっと瞳閉じれば
私を呼ぶあなたがいる そんな気がして 泣いていた

踏み出した足を 過去へ向かい散らせば
紫苑の花が 咲いていた

00:00 / 03:56

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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紫苑

閲覧数:217

投稿日:2021/07/11 00:17:27

長さ:03:56

ファイルサイズ:7.2MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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