響く夜
白い線だけが
点滅だけが
潜め見守る
橙のみち
かんがえごとはよそうと
かんがえてしまっている
制限速度内で
心拍を上げること
充分可能だ
窓から吐いた息が
次の夜に成ってゆく
帳る夜
濡れた傘が
冷めた肌が
やけに浮いて
橙のみち
右に曲がる瞬間
月を探してしまった
制限速度内で
心拍を上げること
充分可能だ
窓から吐いた息が
次の夜に成ってゆく
充分可能ならば、
箒星の後続車
追われるものもないだろう
メーターは心電
振れてるうちに
いまは進めよ
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ブクマつながり
もっと見るうごけなくなって
すこし早く帰る
つまらなそうな口元に
さびしさ落ちる
茜が映るギプス
すべてまもれるのに
わたしがカメならば
竜宮城までのせてくよ
息も楽にできるよ
着いたら踊ろうね...ギプスにもなれない
ねこみ(cat nap)
モーニン・モーニン
どっかいくんでしょ?
ならわたしの声もつれてって
青だったポンコツ
歌いなれたカーペンターズ
なんかいいにおい
洗剤変えたの?
あたらしいことに
すこしずつ体を染める
いいかんじ...あさのひかり
ねこみ(cat nap)
粒らでゆるやか
それさえあれば
柔くてなめらか
なかなかどうして
手をつないだって
だきしめたって
あのあまいのには
勝てやしないよ
静電気が微かに嗤う
つかれた吐息は...ふつうだ
ねこみ(cat nap)
白い天に
影が遊んだら
ひとつ、ふたつ
花が落ちる
ねえやっぱりね
泳ぐのがすきとおもってた
たおやかなかたち
このまま待とう
目を閉じれば
あえるひと...おかしなほんと
ねこみ(cat nap)
どうしてわからなかったの
夢見にあなたはいたのに
はじめて逢ったその羽根は
するりと透けて溶けてった
水面の足跡
無音にざわめく
マイクの奥
やわらかな擬態
みつけてくれてありがとう
青いせかいは夜のもの...スペース・キー
ねこみ(cat nap)
天国は
いい匂いがするのかな
嗅いでみたいけど
しんでみなきゃ行けないから
むずかしいよね
想像してみる
三途の川は
あったかいといいな
いつかはおわるの
甦るのはたいへんそう...お邪魔します天国
ねこみ(cat nap)
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