響く夜
白い線だけが
点滅だけが
潜め見守る

橙のみち
かんがえごとはよそうと
かんがえてしまっている

制限速度内で
心拍を上げること
充分可能だ
窓から吐いた息が
次の夜に成ってゆく

帳る夜
濡れた傘が
冷めた肌が
やけに浮いて

橙のみち
右に曲がる瞬間
月を探してしまった

制限速度内で
心拍を上げること
充分可能だ
窓から吐いた息が
次の夜に成ってゆく

充分可能ならば、
箒星の後続車
追われるものもないだろう
メーターは心電
振れてるうちに
いまは進めよ

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

km/h

閲覧数:417

投稿日:2018/05/14 00:45:48

文字数:237文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました