「水槽」

温もりを忘れぬ様に甘く淑やかに接吻る
感情の海に沈む 感傷は熱を帯びていた

狭い水槽を泳いでいる魚の様に
無垢な心で笑うだけの私
浮かぶ水泡が漂う闇の深さで
呑み込まれて仕舞わない様に

此の水槽には愛とアルコール
溺れ酔い痴れたいだけ
嗚呼 眩暈歪む されどアンコール
只 貴方を求めてる
其れはガラスの海 故にレプリカで
どれも嘘に染まっている
何故 悪い夢に魘されて終う
此の水槽に愛を幽閉しているの


真実は赤く染まって愛の毒が廻りだす
血液の巡りによって私蝕まれていくのさ

心の喧騒に麻酔を打って深い夜へ
厭世に塗れて仕舞わない様に

魅惑 胡乱な声が纏うその愛で
心臓は脈打つから
もう呼吸さえも覚束無くなる
静寂に希うだけ
今 霞む蜃気楼 惑う此処は何処
曰く心は迷子ね
満ちた箱庭が罅割れる迄は
此の水槽の奥で蠢いているでしょ


麻酔の所為で眠る 眠る
幻なんて知らない 要らない
未だ夢だって微睡んでいる
醒めてくれなくていい


狭い水槽を泳いでいる魚の様に
無垢な心で笑うだけの私なのに

此の水槽には愛とアルコール
溺れ酔い痴れたいだけ
嗚呼 虚に為る されどアンコール
誤魔化す為の独白
真実を悟り哀を零してる
息を止めて終えば良い
何故 悪い夢に魘されて終う
此の水槽に愛を幽閉していただけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

水槽_Lyric

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投稿日:2023/10/28 13:28:26

文字数:569文字

カテゴリ:歌詞

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