息の足りない世界の中で
蜘蛛の糸の様に見えたの
震えながら気配を
指先に望んだの

弁えていた筈なのに
見ない間に膨らんだ欲は
擦れた想いを飲み込んで
私を化け物へと変えてしまったんだ

ありがとう をちらつかせて
届かない君に傷をつけてる
ごめんなさい すら言わずに
終わりを引き延ばしてるの


終わらない夢の世界の中で
何処かへ帰る鍵に見えたの
震えながら焦って
ポケットに隠したの

弁えていた筈なのに
気付かないで膨らんだ希望は
未来さえも飲み込んで
私は化け物だと教えていたんだ

この命をちらつかせて
届かない君を縛り付けてる
涙の跡だけを匂わせて
終わりを引き延ばしてるの


お逃げなさい
自由だよ
きっと今しか
化け物は眠らない

蝕んだ化け物の
届かない遠く向こうへ
涙の跡すら目をやると
昔を繰り返してしまうわ

弁えない最低な
眠る化け物のうた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

眠る化け物のうた

眠る化け物のうたの歌詞です。

メンヘラがちょっと正気になった瞬間を、ちょっと綺麗な言葉で書いてみました。

閲覧数:44

投稿日:2024/12/02 21:17:37

文字数:385文字

カテゴリ:歌詞

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