新宿ファッションドール

※以下、歌詞です。

靖国通りを　通り抜け　夜にまぎれる
　喧騒と堕落が渦を巻く　歓楽街へと
　くすんだ目をした　キミのこと　惹かれた理由（わけ）は
　すこし癖のある　香水のせいかもしれない

　昏い窓辺でキスしたり　深夜の駅で泣いたり
　愛してたよ　忘れないよ　アソビタイノ？　じゃあね　さよなら

　夜の終焉を忘れて　ふらり　ゆらり　燦いていて
　星がひとつも見えないのは　キミのせいじゃないから
　ほかの誰かの背中を　わたしのように抱いたとしても
　すこしも後悔はない　初めての恋だから


　幼い頃から　顔だけは　チヤホヤされた
　馬鹿げた世界に　お似合いの　つくられた微笑（えがお）
　
　アンティークドールみたいに　デコレートされた物語
　でもキミには　見抜かれていた　見透かされた　射抜かれていた

　空が　ひどく黒ずんで　はらり　ほろり　泣きはじめる
　キミが　とても愛しくて　さよならしたくないよ
　時を　止めた　ショーケースに　キミの　ココロ　カラダも全部
　閉じ込めて　孤独な空　翔んだら夢に還る

　導かれるように　水玉の街を
　あてもなく　飛んでいく夢をみたの

　キラキラの　カクテルを呑んだら
　フワフワの　シャボンに飛ばされて
　ペラペラの　この街を空から　キミと見下ろすの

　　ほかの誰かの背中を　わたしのように抱いたとしても
　すこしも後悔はない　初めての恋だから

　時を　止めた　ショーケースに　キミの　ココロ　カラダも全部
　閉じ込めて　孤独な空　翔んだら夢に還る