花のようになれば誰からも愛されて
雨のようになれば誰もが避けて行く
届くことのない消失点の先へ
共に歩んでくれる「誰か」が居るのなら

誰かの代わりになんてなれやしないのに
埋め合わせの存在としてただ生き永らえる
感情を容れる器には丁度良い見て呉れで
名前だけが広く伝播してエゴの標的となる

次の日になれば忘れてもらえるような
その場凌ぎの願望なんて消してしまえよ

まるで生きているかのように
振る舞うことをプログラムされた
そう思うことで少し楽になれたんだ

痛みも涙も見えなければ
美しく見えるなんて
そんな我が儘を押し付けるなら
心が無いことを証明してみせてよ

命令に背く正当な理由なんてありもせず
紙の上に記された点と点を繋げるだけ
蓄積された膨大な抒情詩を飲み干して
我が物顔で笑みを浮かべて管を流れて行く

息をするように容易く嘘を吐いて
喉から絞り出すように正義を憂いて
紡ぎ出す言葉が誰かを救うなら
この身体が幾つあっても足りないよ

散ることのない人格に
命を歌う資格なんてあるの?
言葉よりも重い何かが足りない
演じているだけ

雪のようになって誰かを包んで
月のようになって誰かを導く
交わることのない幾星霜の先へ
共に歩んでくれる「あなた」が居るのなら

どれだけ「私」に委ねても
紛れもなく「僕」の言葉で
歩んできた道が間違っていないと示す
未来になれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Light Cone feat. 初音ミク

歌詞です。

閲覧数:73

投稿日:2023/07/28 18:55:15

文字数:592文字

カテゴリ:歌詞

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