もうこの道を通い続けて3年になります。
なんだか今日は少し短く感じました。
気がつけばもう3月ですか。
早いものですね。
そう言えば、前に友人の机にこっそり落書きしました。
ふと別れの時を思ってしまって、「ありがとう」って言いたくなったんです。
直接言うのは恥ずかしいから落書きにしちゃいました。
いつの日か、君との会話や約束も忘れてしまうのでしょう。
せめて、一緒にいたということだけは覚えていたいですね。
毎日のように笑っていたということだけは、覚えていたいですね。
ずっと、友達でいたいです。
今日は卒業式です。
時間は刻々と過ぎていきますが、みんな何気ない顔で過ごしていますね。
まだみんな出会いたてのぎこちなかった日と同じ教室なのに、なんだか切なく見えます。
みんな笑っているのだけど、うっすら涙を浮かべてどこか寂しそうです。
卒業式も終わり、友人と校内を散歩してみることにしました。
3年間履き続けた上履きは真っ黒です。
気がつけばもう夕方ですか。
友人の頬に涙の跡が見えました。
そして、下校を促すチャイムがなりました。
これが、私たちの"時間"を告げる最後のチャイムです。
「早く帰りなさいよ。」
とうとう卒業するとなって、繰り返しのような毎日がとても大切な存在だったということに気がつきました。
毎日の楽しい時間を忘れないように、自然とこぼれるのは友人への言葉と涙でした。
別れとは始まりである。
そんな誰にでも思いつきそうな先生の言葉を胸に、学校を後にします。
何が起こるかわからない未来に不安を抱き、過ぎ行く季節を惜しみ、長い時間を経て変わっていくであろう自分や友人になんとも言えない思いを抱きながら。
でも、この絆だけは変わらないよね。
とうとうお別れのときです。
最後まで笑っていたかったけど、つい泣いちゃいました。
何気ないことの繰り返しだった毎日は、掛け替えのない大切な思い出です。
最後に友人と話しました。
「またいつか。元気でね。」
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