私は貴方を
本当に愛していました
ずっとずっと
幸せな時を2人で刻めると
信じていました

初めてデパートで出会った日
初めて手をつないだ日
初めてぎゅっと抱きしめてくれた日
幸せすぎて今でも夢のようなのに…
なのに
２人の時計は
静かに動かなくなりました

「泣かせたくなかった」
ソレが最後のコトバですか？
私は信じない
そんな言葉を聞きたいんじゃない
貴方は私を泣かせないって
約束したはずでしょ？
聞かないふりをする私を無視するかのように
貴方は話を続ける
「お願いだから泣かないで」
「泣いてなんかない」
そうはき捨てた私は
自分でも知らないうちに
大粒の涙を流していました
「ごめん」
そう言った貴方は
優しい手でそっと涙を拭おうとした
謝らないで
触れないで
私が余計醜くなるから
「やめて」
手を払いのけた私は
とっさに走り出していました

知らないフォルダで
座り込んだ私は
大きな声で泣きました

貴方が私を愛してくれていた時は
私が泣いたら
そっと優しく強い腕で私を包んで
「大丈夫だから」と言ってくれた貴方
もういないんですね
やっぱり涙が止まりません
ごめんなさい
迷惑かけたくなかった
ホントは笑って
「ありがとう。さようなら」って
言いたかったんです。
さようなら…さようなら…さようなら
いまさら叫んでみたって
貴方にはもう届かないんですね
後悔してます
ちゃんと笑顔になれなかった事

溢れ出ていた思いでは止まり
今溢れるのは涙だけです

私たち２人の時計は
静かに動かなくなりました