あくびと共に 眠気も吹き飛んでいった
分かれ道の先に イワシの群れが躍っている
五月雨と知らず 雨雲を睨み
きらめく雷火に 君の心奪われちゃって
ガラス越しに見る 水の反射が
街並みと混ざり 弾けて消えてしまった
いつもの待ち合わせ時間 昨日の残りの焼き魚
今日も留守番 冷蔵庫の中で
いつか見つけられたら その時は気を付けて
ふわふわ浮かぶ綿毛のような
境目が溶け空間が歪み
この世のものと思えぬほどの
土砂降りだって 回ればほら
いつかなんてきっと来ない 思わぬ足止めを食らい
いつもの待ち合わせ時間 君となら何処へでも行けるの
見方を探し 永遠に彷徨い続け
分かれ道の先に イワシの群れが躍っていた
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