いつのまにか少しずつ

日が長くなったねと

隣を歩く君が、

空を見上げて言った。

2月の終わりの日曜日

時計は17時半を過ぎているけど

薄茜の空には、まだ月の気配もなくて


「夕焼けは、夏のものだと思っていた」

なんて

君と犬とぼくと

冬の終わりの夕焼けを

追うように坂道を上った。


どこからか、夕飯の匂い

僕らの手にはネギの飛び出た

スーパーの袋

さぁて、これから帰って

どこにも負けないごちそう作ろう。

夕焼けさんぽが終わったら

明日へ続く夜がくる。


どこからか、土と花の匂い

夕焼けさんぽが終わったら

春へと続く夜がくる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

冬の終わりの夕焼け散歩。

春シリーズその2.誰、とか考えずに書いていましたが…イメージするならリンレンなのかなぁと…。ボカロ自体イメージせずに書いていた割に、買い物袋から出てたのがネギだったので投稿してみましたw

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投稿日:2010/03/01 23:02:21

文字数:286文字

カテゴリ:歌詞

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