花咲き小僧のはんかちやぶいた　かあいいあの子はかごの中
花いちもんめでまけてもかわれん　うしろのしょうめん　「だ・あ・れ？」
けんけんぱっぱで酔（えひ）なしじゅげむの　はねるはおぐしのちんとんしゃん
　　この指とまれ　ほららんらん　あそぼう

　むすんでひらいて　またむすぶ　かのこのいろいろ
　ひとりんぼ　くすぐって　「まあだだよ」
　ゆうやけこやけで　またあした　ひとりの　まんなか　えがお
　こいにしき　指切った　「またあそぼ」


ひとよひとよの憂い先思へば　真っ赤なちょうちん　「とおりゃんせ？」
一十百千万億兆・景　嫌じゃ有馬の水天宮
きたきりきつねじゃお嫁にいかれん　嘘つきからすにゃ針千本
　　手の鳴るほうへ　ほら鬼さん　こちらへ　

　むすんでひらいて　またむすぶ　かなたのいろいろ
　おこりんぼ　くすぐって　「もういいかい」
　ゆうやけこやけで　またあした　ひとりの　まんなか　えがお
　こいにしき　指切った　「またあそぼ」


　さよならさんかく　ひといきれ　また会える日まで
　ふたりごと　わすれじの　ひみつ
　むすんでひらいて　またむすぶ　かのこのいろいろまわる
　ひとりんぼ　つぶやいた　さみしい

　ふたりごと　わすれじの　わらべうた