この青い空には滴が散らばり
金色の光をうける
その中からあらわれた虹に
目が離せなくなる
銀色の月も色を変え それでも
上をみて走りつづけた
まばゆいばかりの虹
周りはすべて
七色に染められて
きっと花の色を忘れてしまった
足元の結晶にさえ気づかずに
転んで流れた涙は
七色の結晶を 真っ赤に
塗りかえてしまった
真っ直ぐ続く 色を失くした道を
下を見て歩きつづけた
黄色い蝶がひらり
気がつけなくて
流れ星を探せず
きっと願い事も忘れてしまった
振り返るとそこには
虹がかかって
一面の花畑
願いは叶っていた ここがきっと…
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