(カイト)
高い高い塔の上 孤独な姫独り
古えの呪いの 毒薬を
国の身代わり 飲みました

遠退く意識に 見えたのは
僅かな光り 揺らめく視界

心優しき姫は今 静かに倒れ
全てを憂いて 寝台へ
永い眠りに就きました


(ミク)
嘆き哀しみ国民は 姫の笑顔 胸に
いつか呪いを 消し去ろうと
誓いながらも数百年

薬の力は 強大過ぎて
誰も解く事 出来ません…

やがて姫は 忘れ去られ
城は木々に覆われ 闇の中
魔女棲む城と 呼ばれました


(ミク)
街に立ち寄る 一人の男
旅をしながら 幾年月
仇の姿を 追っていた…

荊の蔦覆う 不気味な塔で
眠る少女を 見付けます


(カイト)
男は気付く その真実に
少女こそが 魔女でした
優しき姫は 歴史に埋もれ

魔女という名の 存在に
摩り替わって いたのです


(ミク・カイト)
少女は微笑み 言いました
「私はこの世で 生きられない
だから来世で 会いましょう…」

男は少女の 真実(こころ)見抜き
全ての因果を 終わらせるべく
少女の命を 絶ちました

罪無き少女を 殺めた事を悔い
男は己の命も 絶ったのです
生れ変わって もう一度君に…

哀しき少女と 切なき男の物語
誰も知らない 知る事の無い物語

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

非幸福童話

文字数を合わせた改訂版を製作しました。
今更感漂いまくってしまいスミマセン…。
切ってしまった部分も復活している為、無駄に長いです…。

http://piapro.jp/t/4J4l

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長い…orz

物語といいますか、語り風にしてみました。
そうしましたら、懲りずに長いです…(学習しろ)

ミクとカイトだと合うなあ、と
背景を想像しながら創ってみました。
切ない系ばっかりになってしまうのが弱点だな…;

閲覧数:141

投稿日:2011/04/19 22:25:15

文字数:539文字

カテゴリ:歌詞

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