「かけちがいの言葉で　喉はガラガラね」
召し使いの鼓膜は　ちゃんと感じてる
聞こえてないそぶりも　下手なもくろみも
召し使いのひとみは　全部お見通し

踊り子の目つきも　ためいきに塗られて
なれあいのリズムに　萎え果てた真夜中

誰も悲しい顔をしない
そんな世界がいいとねがう
だけどきこえる天の声は
「そんな世界はありえない」と

「すれちがいの笑顔で　胸はスカスカね」
子供たちは寝息で　ちゃんと気付いてる
根も葉もない噂も　嘘やごまかしも
子供たちのひとみは　全部お見通し

笛吹きの手つきも　無気力にやつれて
くたびれた音色に　染められた真夜中

矛盾だらけを嘆きながら
踊り子の手は星を仰ぐ
そしてきこえた天の声は
「それは悲しむことじゃない」と

誰も悲しい顔をしない
そんな世界がいいとねがう
だけどきこえる天の声は
「そんな世界はありえない」と

矛盾だらけを嘆きながら
踊り子の手は星を仰ぐ
そしてきこえた天の声は
「それは悲しむことじゃない」と