君の言葉がまだ木霊している
途方もない時を重ねた世界
色褪せていく景色 揺れる視界
その瞬間ばかり繰り返す
伝えられないこと 飲み込む言葉
余計なことばかり 吐き出す言葉
曖昧な言葉では伝わらない
伝わる言葉で傷つけた
後悔を消化して
栄養に変えようとする
許してくれるかな 謝罪もせずに
また話したいな 声はかけない
自分に都合いい世界を作り
我がままばかり押しつける
思うように回らないこの世界を憎む
妄想世界を抜け出さない限り本当の世界は見えない
言う必要はなかった
あの時勇気を振り絞らなければよかった
でもどうしても言いたかったんだ
それが君のためになると信じていたから
いや本当にそうだっただろうか
自分の思い通りの君を作りたかっただけじゃないだろうか
君は笑っていた
あれは今思えば苦笑いだ
僕のことを完全に見限っていた顔だ
まただ またやってしまったんだ
いつも自分のことばかりだ
君の言葉がまだ木霊している
言われてようやく気づく過ち
今更気づいても手遅れだろう
取り返しつかないことだろう
まるで壊れかけのレコードのように
あの日の光景が頭をよぎる
あの時こうしていれば ロールプレイ
一通りこなして虚しくなる
どうにか飲み込めればいいと思っていた
そうやって増えていく溶けない塊
何度も咀嚼して飲み込む後悔
硬くて砕けず消化されない
それでも繰り返す
僕らはそういう生き物だ
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