薄暗い部屋の隅で独りきり蹲って
嗄れた気鬱な心は硝子に溶けた
指先ひとつで吐き出せる喜怒哀楽に
惑わされた愚かな迷い人
逡巡とした瞳の中映る揮発性の愛は
半透明な残響にやがて呑まれてゆく

最後に鳴らしたコードは錆びついている

応えてほしい今はただこの音に
指先で触れた冷たさすら見失いかけて
答えのない言葉を書き連ねて
信じたいものだけを信じればいい?

右手に滲んでいたほんのひとつまみの焦燥は
目隠し手探りでも慥かに其処で嘲笑っていた
重苦しい空気に溺れそうになって
吐き出す声は何故だか空渇で
好きなことも夢の形状も轍も欠落も
何ひとつ云えぬ儘に沈んでゆく

無駄な運だけは持ち合わすもんだから死ねずにいる

応えてほしい今はただこの音に
僅かに抱えた温もりすら今は愛しくて
答えのない言葉を書き連ねて
信じたいものだけを信じればいい?

虚ろに沈んでゆく見上げた灰色の空
降り注ぐ針はただ素直に痛みを残していく
伸ばした右手すら絆されて掠れかけたこの声
言いたいことはひとつだけ

応えてほしい今はただこの音に
指先で触れた冷たさすら見失いかけて
答えのない言葉を書き連ねて
信じたいものだけを信じていよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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レスポ_歌詞

閲覧数:39

投稿日:2024/06/14 23:18:11

文字数:509文字

カテゴリ:歌詞

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