同じクラス、同じ番号、君が隣。
僕は窓際の端っこの席。
晴れた青い空、見上げてたら、声が聞こえる。
楽しそうに、お喋りしてる。


ただ君が、僕の、隣なだけで、運を全て使ったような、
有頂天な僕は、相当バカなんだろう。
でもね、それほど、君が好きなんだ。


突然かけられた声に戸惑う。「ごめん、消しゴム貸して?」
顔も見ずに、さりげなく渡す。きっと耳まで赤い。
彼女はただ笑って。「有難う」って囁いた。



ない勇気出して、初めて手紙を書く。
宛名はイニシャルで。
書いてく度、どんどん恥ずかしくて、何度も何度も
丸めて、捨てた。


ある日見た放課後、君は誰かに。
同じような愛を、僕より君にふさわしく、
カッコイイ男が告げていた。


ビリビリと音を立てて破ける、君宛ての手紙と恋。
風がなぜるようにさらって、伝う涙が冷たい。
今は、コロロが痛い。


さよなら僕の初めての恋、また明日と笑う君。
もう痛くないよ、大丈夫。
君が笑顔ならそれで僕は、幸せなんだよ。


そう思いたいけど、まだだめだ…。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

(non title)

失レンではなく失恋ソングです。

閲覧数:63

投稿日:2009/02/16 08:25:50

文字数:458文字

カテゴリ:その他

オススメ作品

クリップボードにコピーしました