「君は恋愛をしている自分が好きなんだろう」
あなたはそういって その日は言葉を返してくれませんでした
好きなのに どうしてあなたには伝わらないのでしょう
好きだから話し合いたいのに どうしてあなたはきいてもくれないのでしょう
携帯を布団の横に置いて 目を閉じた


好きってなんだろう 愛してるってなんだろう
何度もあなたが送ってくれた言葉の本質は わたしには思考に布がかかったように 歪んでわからなかった
受け取ると暖かいそれらの言葉を 大切に心にしまった



「君は僕のことを何もわかっていない」
そういってあなたはまた、返事をくれなくなりました
これで何度目の喧嘩でしょう 何回あなたにわたしの思いを伝えたでしょう
わたしはあなたが良い方向に向かうよう 四六時中考えました
今日も涙を一筋だけ流して 朝を迎えました


好きってなんだろう 愛してるってなんだろう
たくさん小説や漫画、ドラマにも たくさんたくさん目にする言葉
でもその意味がわたしには どうしてもわからなかった
「君は僕のことが好きじゃない」 その言葉を見たときは 違うと思ったのに
あなたからの連絡よりも 楽しみにしている人がいたのです


わたしはあなたを嫌いだったのでしょうか いいえ、嫌いではありませんでした
わたしはあなたを愛していたのでしょうかいいえ、わたしは他に愛していた人がいたのです
半年ぶりに会ったあの人を見て わたしはあなたに嘘をついていたことを知りました


好きってなんだろう 愛してるってなんだろう
何度もあなたがくれたその言葉は とても暖かくて
けれど、わたしからの言葉は冷たかったのかもしれません
「君は僕のことが好きじゃない」 その言葉を見たとき 違うと思ったのに
わたしはあなたではない人を 愛していたのだと気づいてしまいました

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好きなはずなのに。

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投稿日:2016/07/09 18:54:39

文字数:793文字

カテゴリ:歌詞

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