暮れゆく街は静かに
ただ 伸びゆく二つの影が燃える

息を吸い 絡めた指先をそっとほどいた
残り香を風が奪い去り通り過ぎた

ひとりきり 歩む人生も 楽しいと言えるでしょう
だけどもし あなたがいるなら 幸せなのでしょう


駅前 他人の海の中
滲んで霞む背中が消える

行かないで 願うことにどんな理由(わけ)が要るの?
遠ざかる人波に 伸ばす手を下ろした

月前の星は 今何処で 瞬いているのでしょう
仄暗いあなたの光を焦がれ続けている


満ちる月影が 藍色の空を黒くする
ビルの灯りも消し去ってしまえたらいいのかな

ひとりきり 歩む人生を 楽しいと言えるなら
初めから出逢わなければと 心から思った
もしも今 私の世界が崩れ落ちるとしたら
月前の星を抱きしめて 安らかに眠りたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

月前の星

歌詞募集(http://piapro.jp/t/lDQ8)に応募させていただいたものです。
元は応募用ですが、よろしければお使いください!

月前(げつぜん)の星→他の勢力に圧倒されて影が薄くなっているものの喩え。
月の周りにある星が暗く見えることから。

月=私の人生
月前の星=あなた

と読み替えていただけたらわかりやすいかと思います。

閲覧数:503

投稿日:2015/02/11 18:30:02

文字数:344文字

カテゴリ:歌詞

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