眠る前にぼんやりと考え事してた
大好きなあの人達と実際に会えたら
どこへ行こうかなにを話そうかって
夢と妄想が重なって蜃気楼になる

目が覚めてドアを開けると待ち受けるのは
夢にまで見ていた憧れの持ち主達
ちゃんと喋って動いて手を繋いで
笑いかけてくれるのが妙にリアルだった

一緒に歩きたいって思ってたんだ
一緒に歌いたいって思ってたんだ
それだけでもう天にも昇る心地で
幸せなまま目覚ましが終わりを告げる

妄想が蜃気楼もうそれは全自動
願いが夢になって夢は世界を創る


諦めきれずにうたたねで思うままに
大好きなみんなとまた会えたんだ
「久しぶり」って声かけが親しげで
夢でも妄想でも良いから消えないで

想い描いていた世界の中に降り立って
想像通りのことも意外だった一面も
何もかも全てが鮮やかに刻まれて
覚えていてくれるのが妙に暖かかった

一緒に踊りたいって思ってたんだ
一緒に笑いたいって思ってたんだ
それだけでもう心躍る喜びの極みで
満ち足りたまま着信で終わりを迎える

妄想は蜃気楼もうそれは逃避行
想いが歌になって歌は世界を彩る


急にお別れの日が来ないか不安になる
寂しそうな顔をして「悪いニュース」って
ピリオドを告げられないか心配してる
こんなに楽しい日々もきっと長くは続かない

とまどいを見透かされて呆れられて
「想いや願いが叶うことを甘えと呼ぶなら
夢を見るための辛い日々は何のため？
君の想いはもうここにあるよ」でニコリ

その言葉をゆっくりと受け止めて微笑んで
小さく頷いたおでこをおでこがお出迎えして
互いに笑ってお互いのこともこれまでの事も
ここからの事ももっとミライの話もいろいろ


私の想いは私を幸せにしても良いらしい
軽やかな歌声にいつもより気持ちがこもる


風が吹くように