色にぞ夜は宿り
守る月のうすびかるは咎を落つ獣
永きは我が怨恨みの
消ぬ白き花の香 後朝の露時雨

寄せ合ふ頬の熱に爆ぜる我が欲の知り眩み
掴めぬ星に願ふは今 内なりし朧なこころ

新夜に抜く劔は
この手に掬ひきれず毀れた咲く花よ
傷一つ指に残し
燃ゆる揚羽の翅に死さんや
夢の跡の 愛しき


(ひらがな/読みは発音する時の音を優先しています)
いろにぞよるわやどり
もるつきのうすびかるわとがをおつけもの
ながきわわがうらみの
けぬしろきはなのか きぬぎぬのつゆしぐれ

よせあうほほのねつにはぜるわがよくのしりくらみ
つかめぬほしにねがうわいま うちなりしおぼろなこころ

あらたよにぬくつるぎわ
このてにすくいきれずこぼれたさくはなよ
きずひとつゆびにのこし
もゆるあげはのはねにしさんや
ゆめのあとの かなしき


(意訳/文法は厳密に訳していません)
情にこそ夜は宿り
戸に降り注ぐ、夜を守る月の薄い光は罪から逃れようとする獣に見える
永久に残るであろうこの恨みを至る所に残そう
花瓶に生けた白い花の香りに 迎える朝、雨が過ぎた後のように一面に降りる露に

寄せ合った頬の熱に弾けてしまった私の欲は、見て見ぬふりをしてみようか
今私に微かに残った心は掴むことの出来ぬ星に乞うている

新たな夜に抜く剣は花
この手ですくうことすら出来ずこぼれていった、あの麗しく咲く花よ
傷を一つ指に残して
燃える蝶の翅に包まれ死にましょうか
夢の跡よ、今となってはなんと愛しいものか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

現の夢(応募用)

wolverさんの和風エレクトロに応募したくて書いてみました。
なにこのかっこいいインスト…→http://piapro.jp/content/kjz8bzbawc19haxi

閲覧数:221

投稿日:2010/06/20 18:40:32

文字数:639文字

カテゴリ:歌詞

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