●歌詞
(あぁ)あなたに罪を犯してしまう前に
頭を冷やさせて

あぁなんてもう荏苒(じんぜん)たる日々だ
淡々と右往左往しては　無聊(ぶりょう)を託(かこ)っている

井蛙(せいあ)、大海は既に知って戻ってきたみたいさ
あんなところもう倦厭(けんえん)して蝉蛻(せんぜい)して暮らしていたい

どうして擾(みだ)されなければいけないの？
一方通行の電流が走る

何度も充放電を繰り返していたら
いつの間にかすぐに
満たされるようになってしまった
きっともう寿命ね　このまんまで居たら
理想が肥大化して
爆発してしまうかも知れないわ
あなたに罪を犯してしまう前に
頭を冷やさせて

あぁなんてもう憔悴した日々だ
流れゆくこの波動が　今も義務のように伸し掛かっている

会話が成り立たないや、実に没義道(もぎどう)な胸裏だ
相性だなんだ厳選して　上手く渡世してきたつもりだったけど

どうしてリスクを知って尚虚飾するの？
一虚一盈の容量を見てる

何度も充放電を繰り返していたら
いつの間にか今の
残量表示がバグってしまった
劣化しても当然　使い続けたら
わたしを直接怒衝(どつ)いて
燃え上がらせてしまうかも知れないわ
あなたが罪を犯してしまう前に
電源を取り外して

何度も血液のように身体中を匝(めぐ)って
いつかは尻窄んでただ凋落していくだけ
そんな轍鮒の急に何を慮(おもんぱか)ればいいだろう？
改良すらできないバッテリーの仲で

何度も充放電を繰り返していたら
いつの間にかすぐに
満たされるようになってしまった
きっともう寿命ね　このまんまで居たら
理想が肥大化して
爆発してしまうかも知れないわ
あなたに巫山戯(ふざけ)て　茶化して
伝えなかった言葉も
それすら愛して　恕(ゆる)して
気疲れを齎(もたら)してしまったのね
あなたに罪を犯してしまう前に...