眠る乙女子の清らなりし
祈りは森の彼方 夜空の彼方に
枝葉の降ろした帳が 蒼い闇に月の目隠す
せせらぎ奏でる子守唄 森の民を遍く包む
星 瞬いて
西の空 瞼を閉ざす
現 夢 別れの一時
伝う朝露は涙
暁に染まりゆく風の音を 抱き締めてさざめく世界樹
生まれ死に繰り返す営みに 父母の如くに寄り添って
祈る乙女子の澄みし声は
遥けき雲を超えて 夜空の彼方に
神々がやがて去りゆくなら
黄昏の時も見守ろう
喜びを共に抱く朝を
(悲しみに一人叫ぶ夜を)
生まれ来る定め 讃う事を
(老いて逝く定め 知る事を)
生きとし生ける命の尊きを
世界は別ち得ぬ鎖
(繋ぎ止めた災いの影さえも)
星 瞬いて
降り注ぐ 幾重の光
願いかける事も忘れて
乙女が流した涙
高く広く連なる朱空に 昇り往く光を浴びて
連綿と繰り返す営みを 見守りしは遠く古の
青く輝ける風の音を 抱き締めてさざめく世界樹
生まれ死に繰り返す営みに 神々の如くに寄り添って
新しき巫女は春を詠う
梢は雲の彼方 美空の彼方に
・読み
ねむるおとめごのきよらなりし
いのりわもりのかなた よぞらのかなたに
えだはのおろしたとばりが あおいやみにつきのめかくす
せせらぎかなでるこもりうた もりのたみおあまねくつつむ
ほし またたいて
にしのそら まぶたおとざす
うつつ ゆめ わかれのひととき
つたうあさつゆはなみだ
あかつきにそまりゆくかぜのねお だきしめてさざめくせかいじゅ
うまれしにくりかえすいとなみに ちちははのごとくによりそって
いのるおとめごのすみしこえわ
はるけきくもおこえて よぞらのかなたに
かみがみがやがてさりゆくなら
たそがれのときもみまもろお
よろこびおともにいだくあさお
(かなしみにひとりさけぶよるお)
うまれくるさだめ たたうことお
(おいてゆくさだめ しることお)
いきとしいけるいのちのとうときお
せかいわわかちえぬくさり
(つなぎとめたわざわいのかげさえも)
ほし またたいて
ふりそそぐ いくえのひかり
ねがいかけることもわすれて
おとめがながしたなみだ
たかくひろくつらなるあけそらに のぼりゆくひかりおあびて
れんめんとくりかえすいとなみお みまもりしわとおくいにしえの
あおくかがやけるかぜのねお だきしめてさざめくせかいじゅ
うまれしにくりかえすいとなみに かみがみのごとくによりそって
あらたしきみこわはるおうたう
こずえはくものかなた みそらのかなたに
Yggdrasill
sunonさんの神秘的な曲http://piapro.jp/t/Ilmzに採用いただきました。
この歌詞に関しては、もう多くを語る言葉は持ち合わせませんが、
全精力を注ぎこんだとは言えます。
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