A
逃げ水を追いかけだの坂道
その向こうにあの日の僕
翳した手から漏れる日差しに
目を細めて見上げた夏

B
踏み出した足元に
絡みつくようなくちなしの香り
S
通り雨が駆け抜けた後
夏が匂い立つアスファルト
僕の背を越した向日葵は
まだ上をむいたまま
僕の手に君の残した夏帽子


A2
朝顔の萎れた昼下がり
誰もいない駅にあの日の僕
君を乗せた列車が
揺れる陽炎を切り裂き
遠ざかって消えいく夏
B
目を逸らした僕の背に
絡みつくような君のさよなら
S
通り雨が駆け抜けた後
降り注ぐ様な蝉しぐれ
僕の背を越した向日葵は
まだ上をむいたまま
僕の手に君の残した夏帽子

ああ君と僕の夏帽子

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【KAITO】 夏帽子 【 Ballad_オリジナル】

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投稿日:2017/07/19 23:05:37

文字数:296文字

カテゴリ:歌詞

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