A
さらば、ボクが要らない世界へ
ボルトと鉄骨の剥き出しの
錆びた汗が滴る
魔法が時代遅れのアイデンティティ
B
気品溢れる文字列
詠唱の光りは
目眩ましにもなりゃしない
さあさ、急き立てられるように亡命
S
閃光 駆け巡れ 輪廻の果て
枠組みの透明の穴を
破壊と混沌に力任せ
飾られるのは柄じゃない
A
ならば、ボクが死んでる世界へ
墓石と劣勢の廃退の
焼けた頬が象る
正義が力不足のアンチテーゼ
B
奇跡漏れ出す一山
英雄の陰りは
人柱にもなりゃしない
さあさ、稼ぎ時だと吐いて亡霊
S
諦感 焼き殺せ 愚行の果て
宵闇の色付きの仕切り
自壊と惜別に飲み込まれ
武者震うのは性(サガ)じゃない
C
決定的な敗色
病負けした絶望の渇望
痛ましい行方でこそ
空想は生まれるのだよ
LS
壮観 欠き狂え 怒濤の果て
精悍の相貌の記憶
受戒と悔恨に遭いまみれ
脅えてるのはボクじゃない
震えてるのはボクじゃない
あぁ、薬が消えた
どうか、ボクの要らない世界へ…
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