
知ってしまったのなら、無かった自分を認めてしまう。
ぽっかり大きな空洞
ただただ思い知らされた
だれが好き好んでさ
苦しいことらをするって言うの。
私は本当に卑しく空虚に吹かれていた。
知ってて、まだ覚えてて。
持ち続けていてよ。
来た道を辿ることも、嫌になってしまう。
あの夏のワンマン列車
忘れてきたイヤホンの片耳の空席が、今でも居場所を主張してる。
「無い」から私は浅はか。
その上弱くて、愚かだ。
こんな私こそが声をあげるべきだったんだ。
無くしてしまったことが私の罪だと染み付いた。
置いてけぼりにした、あの夜のサイレンを思い出す。
あの日の言葉が忘れられない。
私は今でも口にできない。
まだまだ、弱い生熟れ
宙に浮いた心が
随分視野を覆うほど、大きくありすぎた。
あの夏のワンマン列車
忘れてきたイヤホンの片耳の空席が、今でも居場所を主張してて。
暗い廃道に飛び込んで、帰って来れなくなってしまった。
2人の足元に落ちていた。点灯を繰り返した警戒。
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