出逢ったその刹那に 絡みついた紅い糸の端(は)
手繰った恋路は 十六夜の月の影の中
澄んだ眼に幼さを 見透かされてたような気がして
儚い言の葉 紡いだ声が震えた

霞なびく 朧な春の夜
ふわり 煌(きら)と香って
揺れ惑った藤の波

いろは匂う紫(ゆかり) 凛と花咲く乙女の
無常を疑うなら 真心お見せしましょう
あさき夢を越えて 現(うつつ)に酔いしれる
もしも追いつけたなら 決してあなたを離さない



めぐったこの幾年 くしけずったぬばたまの髪
辿った果てには 明け星の冴える冬の朝
遠い背に伸ばす手を 見つけてくれたと思ったとき
綴ってきた唄 運命(さだめ)にぷつり断たれた 

水底まで 凍らせる残月
ひらり 深(しん)と夜に舞って
降りしきる雪の帳

わがよ誰が常あろう さやかに薫る乙女は
逢えぬを覆して 覚悟をお見せましょう
ういの奥山まで いとしさを導(しるべ)に
きっとあなたに追いつく この恋歓迎いたします


(こぼれた淡い色 波の間に花誘う)


ふわりと 儚く 薫って
煌(きら)と揺れた 藤の花


わがよ誰が常あろう さやかに薫る乙女は
逢えぬを覆して 覚悟をお見せましょう
ういの奥山まで いとしさが導(しるべ)
きっとあなたに追いつくわ

いろは匂う紫(ゆかり) 凛と花咲く乙女の
無常を疑うなら 真心お見せしましょう
あさき夢を越えて 現(うつつ)に酔いしれる
もしも追いつけたなら 決してあなたを離さない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

藤波紫恋乙女(ふじなみゆかりのこいおとめ)

まちすさんの『 【歌詞募集】タイトル未定【6/28〆】』(http://piapro.jp/t/tD09)に詩を書かせていただきました!相変わらずカッコいいです、元の曲が素敵なので一気に書いてしまいました。…でも海も戦争も関係ない(爆)
タイトルは詩が和風なので歌舞伎風(のつもり)。最初に聞いたとき、夜風に揺れる満開のフジが思い浮かんで作りました。花言葉が『陶酔する恋』『あなたを歓迎します』『決して離さない』なので、いろは歌といっしょに入れ込んで想い人を一生懸命追いかけるコをイメージしています^^

閲覧数:319

投稿日:2013/06/23 12:03:34

文字数:623文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました