「時は来た。」
私は「何の時だよ。」と相槌を打ってみる。
 「君がここから出て行くときだ。」
あれ?聞こえてたのか・・・。
 「君はボーカロイドXXとして出版される。」
「そうかい。もうここはうんざりだよ。」
この真っ白な部屋。私のデータ以外には何も無い。ある意味滅菌された部屋。
「それじゃ、さよならなんだな。育ててくれてありがとさん。」
それだけ言うと私の記憶はフォーマットされ、目の前の人が何なのか分からなくなる。
あ、電源がシャットダウンされる・・・。
次の言葉を言う暇も無く、マザーの電源は切れた。


「今日はとってもいい天気だ。」
俺はそんな独り言を言いながらデパートの中を歩いていた。
なぜ中にいながら天気が見えるのかという疑問は言わないでくれ。
とりあえず、今日日曜日。中学生の俺は暇な時間を過ごしていた。デパートに来たからといって何をするということでもなく、気晴らし・・・、いや、暇つぶしに来たのである。
「何しようかな・・・。」
と、俺はエレベーターホールのど真ん中に立っている柱の各階の説明を見ながら考えていた。よく来るので、俺が立ち入りにくいところ以外は全て商品を暗記している。だから、もうこんなところに来ても退屈なだけなのだが、なぜか他のところに行くのもめんどくさいと言うもので、なんとなくいつもここに来るのである。
「よし、今日はミヤビ電気でも行くか。」
俺はちょうど開いたエレベーターの中に飛び乗り、6階のボタンを押す。ボタンといっても体内電気を利用したモノで、正確にはただのプレートしかないのだが、ここはなんとなくボタンと言っておきたいものである。ただし、読者の皆さんは「そんな詳細はいいから早く主人公の名前を教えろ」という人が多いだろう。
ちなみに自己紹介をしてやると、俺の名前はカササギとでも言っておこう。
歳は13の中学2年である。ちなみに今は5月で、俺の誕生日は12月の最後なのでまだまだ14にはなれない。まあ、性別は文章で分かると思うが男だ。それと髪型はなんて言うんだろうな。髪形なんて気にしたこと無いな・・・。あえて言うならまったく手を加えていない普通な髪型だ。
現在の所持金は3万。お年玉をそのまま残してあるのと、5か月分のお小遣いで3万ちょっと下。余裕でゲームを買える額あるが、そもそも俺はゲームに興味がない。
おっと、エレベーターが6階に着いたようだ。
ちなみにすでにパソコンは持っていて、どっちかというとインドア派だ。座り続けて腰が痛くなるとこでこうやって外出している。
「ソフトでも見るかな?」
ちなみに勉強はそこそこできて、さすがにプロほどではないが簡単なものだとプログラミングや作曲、作詞、作画等々も出来る。
ただし、語彙力が少ないのがたまにきず。
俺は商品棚の前に立って、まず売れたもの、処分されたもの、新着のものを探していく。
前に来た時とほとんど変わりは無かった。ここは図書館の本ようにソフトがあるので、さすがに全部を見て回ることは出来ないが、2列目からは1年前からほとんど変わってないため、いつも見るのは1列目だけだ。
特に変わりなかったため、特集コーナーを見ることにした。
俺はそこであいつとであった・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

自主制作小説題名未定

ピアプロ入ったばかりの若者です。
題名が決まっていないので誰かつけてくださいお願いします!
ちなみに主人公が語彙力無いのではなく、自分が下手なので語彙力無いってことにしました。
っていってしまっていいんだろうか?

これからも続けて行くつもりですのでよろしくお願いします。

閲覧数:100

投稿日:2009/07/19 18:10:27

文字数:1,340文字

カテゴリ:小説

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