触れた現実と理由の無い理想
重ねた喜びは虚構の罠に変わって
貴方が残した鮮血の代償
涙よりも深くその心を縛り付けて

時は淡々と針を前に進め
歩みを揃えてビジュアルを掠り削るの
私の名前を貴方は覚えてる？
それとも傷跡を見せれば思い出すの？

指先から手足　滑らせて絡む
貴方の過去を抉り暴くように

0と1で刻まれた未知の甘い快楽
それが毒と知りつつ貴方を受け入れていく
ほら愛さえデジタル　この胸に抱かれて
私を導くそのつもりで溺れて『D'Succubus』

誰かの力で生きさせられてるの
「０」とは言えないでもそれは誰もが同じ
貴方を浮かべて別の腕の中で
蟻さえ眩く「１」を叫び続けるの

七色の虚飾に見えてるのでしょう
世界はこんなにも輝いてるわ

0と1が作り出す貴方が望む未来
光が消えるまでは傍にいてあげられるわ
歩き出せる答えを少し見つけられたら
あとはその黒い眼を真っ白にしてね『D'Succubus』

何処を覗いてるの？欺く様に笑む
それとも泣き顔を晒して欲しい？
自分一人じゃ触れられぬ　本当の愛は今も
この手に包まれているとも知れず

脳と肺で生きている未知に深い快楽
終わりなんて来ないわ　姿を変え続いてく
ねえ私は誰かに似ていると思わない？
貴方が望むままに描いた虚構の罠

0と1の彩りは誰かの幻想の愛
それが毒と知りつつ貴方を受け入れていく
幾重数多の色の　この胸に抱かれて
私を導くそのつもりでほら誘って

0と1が作り出す貴方が望む未来
光が消えるまでは傍にいてあげられるわ
歩き出した答えが少しでもあるのなら
あとはその黒い眼を真っ白にしてね『D'Succubus』