今日も雨が降る
磨りガラスに打ち付ける
歪な雫がまた荷を重くする

答えの無い問い
繰り返されるたびに
雨音のリズムは色彩を帯びて行く

鳴り止まない音が聞こえる
窓を開けて雨に打たれる
乾ききっているよりはと手を広げて心濡らすのさ

今日も雨が降る
孤独な世界に
答えを教えてよ何も要らないから

優しく浮かぶ小さく弱いこの愛を
抱きしめられたらこの雨もいつかは

今日までの憂いを連れて空へ帰って行くのだろう
窓を開けて見上げた空
遠く見つめて
ほら光がさすよ